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オステオパシーについて
オステオパシーについて
身体のすべての組織を調和させることで自己治癒力を引き出し健康へ導く
歴史もあり科学的な裏付けもある海外ではメジャーな医療です。
オステオパシーとは
アメリカ発祥の医学で、アメリカでは医師免許を必要とし、ヨーロッパでは民間資格として法整備、保険適用されていますが、日本では未法制化、保険適応外です。
筋骨格系や神経系はもちろん、血液やリンパなどの循環器系、内臓系、内分泌系など、膜により統合された身体のすべてを解剖学的、生理学的、発生学的観点から評価します。
身体へのアプローチにて自己治癒力を最大限に引き出す科学的根拠に基づく包括的な医学であり、予防医学としても注目されています。
人間の身体は様々な器官が集まってできており、全体として一つのシステムを構成しています。
身体のそれぞれの器官は単独で動いているのではなく、互いに膜で繋がりあって連動しています。
そして、各器官がお互いに協調し合い、全体として調和を計りながら働いています。

物理的外傷(骨折や転倒、事故など)や様々な出来事による心理的外傷、日々の精神的なストレス、生活習慣(食生活や生活環境など)により、身体の構造(骨格、臓器、神経、血管など)に捻れや圧迫、収縮が生じます。
それらは膜による構造的な繋がりや生理学的な機能の連携によってその他の器官にも影響を及ぼし、身体の働き(神経、血管、リンパの流れなど)が低下または停滞することによって様々な器官への栄養供給が遮断され、排泄作用も低下し、自らを修復し回復するプロセス(自然治癒力)が妨げられてしまうのです。
その結果として、病気や痛みなど様々な症状が引き起こされます。

そこでオステオパシーでは、痛みや症状の原因が必ずしもその部分にあるとは考えず、身体全体を解剖学・生理学の知識に基づいて診察し、痛みや症状を引き起こしている根本的な原因を探し出します。
そして、その原因に対して主に手技によって治療を行います。根本的な原因を取り除くことにより、身体が本来持っている、自らを回復する力を引き出し健康な状態へと導くのです。
オステオパシーの原理
オステオパシーの原理
身体は一つのユニットである
身体全身を一つのものと考え、健康な身体は全体性の調和のうえで成り立っていると考えます。
これは身体に加え、心や精神も含まれます。
そのため、痛みなど症状のでている箇所が原因ではないことも多く、全身を評価し根本的な治癒を目指します。
※ここで扱う心や精神とは一般的な心の病や精神疾患とは異なります。
身体には自然治癒のメカニズムが備わっている
身体にはホメオスタシス(体内の環境を一定に保とうとする機能)が働いていて、その過程において治癒能力が備わっています。
この力を最大限に引き出すことをサポートしていきます。
機能と構造は互いに関与し合っている
身体には様々なシステム系が存在し、それを最適化された構造が支えています。
正常な機能と構造どちらかが欠けてしまっても調和は乱れてしまいます。